金欠大学生の昭和風(?)大阪観光
お金がない!!!!
みなさん金欠してますかー!!
どうも、いんてこブログの"お塩"です。
年末ということで神戸の祖母の家に帰省しようと考えてたんですけど、年末の新幹線も夜行バスも1万円近くしちゃうんですよ。
当然そんな金もありません。
同行者の"たけしゃ"も同様。
妥協案として青春18きっぷを買うことにしました。横浜出発片道3000円の格安列車旅です!
新幹線使わないなんて昭和じゃん。
昭和ってどんな風に旅行するんだろうね。
ということで今回は昭和風に大阪観光をしてみたいと思います!
大体、新幹線の開通した昭和中期の1960年代を想定しましょう。
まぁ、ぎりぎりまで節約したいだけなんですけどね。
今回の観光の縛りは、
で行きます!おばあちゃんを心配させてはならない(戒め)。
移動日 横浜~神戸
では横浜から神戸まで移動していきたいと思います。
乗り換えは~~~~~~~~
くそなげえええええええ
わかってたけどね。しかも混んで座れない区間もあるので地獄です。
しかし片道3000円という破格の値段を考えると、背に腹は代えられません。
寝たり本を読んだりしてたら着きました。
早く着くために昼食休憩もなしです。しんどい。
到着して買ったコロッケとメンチカツの温かさが沁みます。
夕飯もとんかつとから揚げで揚げ物被りでした。
ごめんばあちゃん、揚げ物さっき食べちゃった…
残さず食べますけどね!
前哨戦から疲労困憊です。
大阪観光当日
企画本番です。持っていく小説と財布、地図を確認しm…
地図がない!!
買うの忘れてた!
現地調達することにします。まずは大阪に移動しましょう。
最寄り駅までのバスはおばあちゃんの持ってる時刻表を参照しました。これが年の功ってやつか。
バスの中で、刃牙の範馬勇次郎は結構年寄りなのではないかと議論をしていましたが、答え合わせは帰宅してからです。
もやもやするけど、ネットのない昭和当時は妄想するしかなかったのかと同情します。
大阪駅に到着!地図買うために本屋に入ります。
時間がカツカツですが、電子機器は禁止なので検索機は使わずに一つ一つ探します。
ちなみに今回使用するのはガチ地図です。おすすめの飲食店も便利な街歩きマップも同封されていません。
というか地図なんて初めて買いました。
さぁ、ということで今日の大阪観光のミッションを確認していきます。
- 道頓堀でおいしいものを食べる。面白いものを見つける。
- 大阪城の天守閣に登る。
- 太陽の塔を訪れる。(森見登美彦先生の聖地巡礼!)
ちょっち緩いけど勘弁してね!
道頓堀でたこ焼きなんて食わねぇ!!!
最初は大阪駅から道頓堀に向かいしょう。
路線多すぎない?
どれに乗るんだよ。え、大阪駅と梅田駅と東梅田駅と西梅田駅は繋がってる???
フラフラと迷いながら四つ橋線に向かいます。時刻表も買おうと思いましたが地図の後ろに路線図があったのでそれでなんとかすることにしました。あくまで我々は金欠大学生です。千円も時刻表には出せない!
さぁ道頓堀に到着です。やっぱりTHE大阪って感じがしますね。
お昼ご飯を食べたいのですが、人が多すぎる!
行列に並ぶのは嫌いなのでたこ焼きは諦め、寿司を食べます。
スマホが使えないせいで美味しいお店が分からない….寿司は安定のおいしさでした。
次はそこそこお客さんの多いラーメン屋さんに入りましょう。
味どう…? 何点?
味がしない…w
俺たちが横浜で家系ラーメンを食べすぎたせいで舌が壊れたのか…?関西はラーメンもあっさりなのかな、にんにくとか足すべきだったかもしれません。
さすがに薄味すぎると思いましたが、繁盛しているので俺たちの馬鹿舌にはお上品すぎたのでしょう。少なくとも"たけしゃ"が味覚音痴なのは確かです。保証します。
お土産は昆虫食を選びました。食べやすいブラックペッパー風味のセミにします。
大阪城での悲劇
一応腹は満たせたので、大阪城の見物をすることにします。
地図をひっくり返しながら道頓堀から向かっています。さすがに地図を持って歩くと周りから見られます。
大阪城に到着。年末ということもあり、観光客で賑わっています。
さぁ天守閣に登りましょう!
閉まってる!!
まじ!?天守閣登りたかったのに。
昼もたこ焼き食べてないし、これは観光ではなく大阪を散歩しているだけでは?
スマホさえあればこんなことには…
聖地巡礼!太陽の塔の見物に行こう!
落ち込んではいられません、太陽の塔の見物に行きましょう。この時点で時間はすでに15時半、地図を使ってウロウロしていたせいで計画より時間が押しています。急げ急げ!モノレールに乗り継いで向かいます。
昭和中期には大阪万博に合わせて北大阪急行電鉄の万国博中央口駅がありましたが、現在は大阪モノレール(運航開始は平成)の駅になっています。なのでルール的にはセーフだよね?
万博記念公園に到着です。入場料260円!激安でありがてえ!!
正面に太陽の塔があります。何を隠そう、私は森見登美彦大先生の大ファンであり、著作である「太陽の塔」を見てからは一度見に行きたいと思っていたんですよね。すごい迫力です。南を向いたしかめっ面は眩しいからなのか、はたまた何か考えていてこの表情なのか、真相は岡本太郎にしかわかりませんが、ずっと眺めていられます。顔の凹凸が片側に寄っているので夕日による光と影のコントラストが美しいです。(超早口)
太陽の塔には4つの顔があると言われておりまして。しかめっ面はそのうちの1つなんです。上にある金色のやつと裏の黒い顔がもう2つです。残りの1つは万博当時地下に展示されていたそうですが、行方不明とのこと。いつかお目にかかりたいです。(結構早口)
語ってしまいましたね。さぁ内部も見学しましょう。
売り切れ!!!!!!
この手のミスは今日二回目です…太陽の塔に限らず、予約制であることや限定イベントはスマホなしでどうやって知ればいいんだよっ!でも夜の太陽の塔がきれいだったのでよしとします。
幻のお好み焼き屋さんを求め、夜の梅田を彷徨う
日も暮れたので夕飯をどこで食べるか決めましょう。もちろん初めて来た土地なのでどんなお店があるのかは分かりません。1960年当時、それでこそ「るるぶ」や「まっぷる」はありませんがグルメ雑誌のようなものはあったそうです。なので今回はグルメ本の閲覧を許可することにします。地図の場所と名前を暗記して二か所のお好み焼きさんにあたってみることにしました。本を買えばいい?そんなお金はありません。あとで後悔することになりますが…
一件目
見つからない!!バス停しかありません!
周辺をうろちょろしましたが結局見つかりませんでした。
インフォメーションセンターのお姉さんに聞いてみるものの、知らないどころかスマホで調べたらいいだろって顔であしらわれてしまいました。次だ、次行こ!
二件目
こちらも同様に地図のマークされた箇所に向かいます。暫く歩くと…ありました!!この時点で感動していました。早速中に入店しましょう。
予約でいっぱい!!!ですよね!!
事前に予約していないといけないお店は、旅行に行く前に家から電話する必要があったようです。
結局大阪駅近くの商業施設でさっきのお姉さんにお薦めされたお店に入ることにしました。美味しいですが敗北感が否めねぇ…
スマホさえ、スマホさえあれば…っ!!
でもお好み焼きは、たくさん歩いたのもあってめちゃんこ美味しかった。
あやうく企画失敗の帰路
食事を済ませて帰路につきます。家に着くまでが観光です。
しかし、最寄り駅に着いたところで本日最大のミスに気づきました。そう、帰りのバスの時間を調べていなかったのです。時刻はすでに22時30分、ローカルバスなら恐らく既にラストラン…!
家までは駅からバスで30分ほど。自分たちの持っているマップは大阪府内なので神戸の地図は当然ありません。おばあちゃんを心配させることだけは避けたい!諦めてスマホを解禁すべきなのか…
藁にもすがる思いでバス停に向かうと、
来たあああああ!!!
最後の一本!!最後まで締まらない感じでしたがなんとか家に帰ることが出来ました。
ε-(;ーωーA フゥ
ばあちゃん、俺ら帰ってこれたよ。。。
完走した感想
昭和風というより、シンプルにケチりまくった1日旅行でした。
出費の半分近くを電車代が占めていたのが驚きです。
今年の帰省は当たりのラーメン屋は見つからなかったんですけど、大阪や兵庫は栄えている割にはラーメン屋の数が全国的にも少ないんですよね。
関西は粉もの!これに限る!
ということで次回は豚骨ラーメンの本場、博多でお会いしましょう。
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